今まで僕は通販サイトでいろいろなシステムや方法を試してきました。
・CMS(コンテンツマネジメントシステムの略)+カート機能
・Zen Cart
http://zen-cart.jp/
・EC CUBE
http://www.ec-cube.net/
・MakeShop
http://www.makeshop.jp/
・カラーミーショップ
http://shop-pro.jp/
・楽天
http://www.rakuten.co.jp/ec/plan/
・WordPress + Welcart
http://www.welcart.com/
・BASE
https://thebase.in/
・STORES.jp
https://stores.jp/
ざっと上から時系列で並べるとこんな感じです。
ここ10年でいろいろ試してきて出た結論が、一番最初にやっていたCMS+カート機能の組み合わせが一番良かったということです。
ただその時はちょうど自分がWordPressの存在を知ったばかりで、当時はMODXというCMSを使っていました。
どちらにしろ、CMS+カート機能が最強だと思います。
何故そう言えるのか?
その理由について書きたいと思います。
目次
僕が10年前にやっていたこと
僕は今から10年前に原宿で天然石アクセサリーのお店をやっていました。
路地の裏の方でしたが、一応路面店です。
何故原宿にお店を出したのか?
理由は単純で、原宿は人が多いしお店を出しさえすれば儲かると思ったからです笑
その時の年齢は19歳。
今思えば超安易でバカだな〜って思うのですが、その時は本気でイケると思ってました笑
それでお店を出したものの、お客様が1人も来ないという状況に。。。
チラシを外で3000枚程配ったものの、効果は全く無し。。。。
原宿という場所柄もあって、通行人には白い目で見られるし散々でした笑
これはやばい!なんとかせねば!!
やばい!このままでは死ぬ!
そう思ってホームページを作ろう!ってなったわけです。
今でこそコンテンツマーケティングって主流になってますが、今思い返せばその時にやってたのが正にコンテンツマーケティングでした。
確かページ数は150くらいあったかな?
アクセス数は1日に200〜300くらい。
お店への集客だけではなく天然石アクセサリーのネット通販もやっていたのですが、月の売上は15万円〜30万くらいの間でした。
ほぼ毎日1〜2件は注文が入ってましたね。
サイトに載せていた内容は役立つ情報メイン
肝心の天然石アクセサリー通販のホームページの内容はというと、商品メインではなく、
・石の元素や産地、特徴
・石の持つ効果や意味
・こんな人にはこんな効果の石がオススメ
のようなコンテンツを中心に載せて、商品はそういったコンテンツの最後に載せていました。
それぞれの各石のページがアクセスを集めてくれて、結果的に商品の売上に繋がったのだと思います。
その時に使っていたのが、既存のページに貼り付けるだけでカートの機能を実装できるシステムでした。
商品を「ただ並べた」だけのサイトはもう売れない
・知名度のある商品で他社より圧倒的に安い
・需要がかなり高いにも関わらずその通販サイトでしか買えない
というような場合だったら商品を並べただけでも売れるかもしれません。
しかしそんな商品はまれだと思います。
では何が必要なのか?
その商品が誰にとって必要で、どんな効果をもたらすのか?またはどんな結果が待っているのか?
このことをきちんとお客様に提示してあげる必要があります。
時代はどんどん移り変わっていきます。
ただ商品を並べるディスプレイ型のサイトは、これから益々売れなくなると思います。
というより、現に売れなくなっている感があります。
ECシステムを使うと使い勝手が悪いことがある
現在便利なECのシステムがたくさん出ています。
でも便利になった分、カスタマイズや管理の面で大変なこともあります。
自分自身ももっとこういう風になってたら良いな〜と思ってカスタマイズしようと思っても、時間が結構かかる場合もあるので、その分コンテンツを作ることに集中したいなと思ったり。。
ECサイトをフルスクラッチで作ってしまうのが究極なのかもしれませんが、スタートアップの個人や企業にとっては予算が取れない場合もありますよね。
そうなると既存のシステムを使うのが一番安く作ることができます。
メディアサイト+EC機能(カート機能)
そこでオススメしたいのが、WordPressで構築したメディアサイト+カート機能です。
自社のホームページをメディアとして育ててアクセスを集めながら、商品を販売する。
メディア型ECサイトをオススメします。
ECのCMSを使ってしまうと、物を販売するということには強いですが、メディアとしての効果は個人的に薄れてしまう気がします。
なのでメディアとカート機能を切り離して、それぞれ独立させて組み合わせるのをオススメします。
メディアサイト+カート機能実例 toolbox様
やっぱりメディアサイト+カートの機能がベストだよな〜って最近ようやく一回りして気づいて、そういうサイトどのくらいあるかな?って思って探してたらありました。
東京R不動産でも有名なrealestateさんが運営するtoolboxというサイト
月間60万PV、月商3000万円
とのこと。
いやーtoolboxさんすごいですね。
このサイトを見て、尚更メディアサイト+カート機能が一番良い気がしました。
toolboxさんはワードプレスでサイト構築して、そこにカートだけのシステムe-cartを利用しています。
コンテンツを作りこむことができる
メディアサイト+カート機能の良いところは基本WordPressを使うので、コンテンツを作りこむことができます。
商品を定形表示させるシステムと違って、商品ごとに構成を変えたり、一部LP(ランディングページ)のような表示にさせたりと表現の自由が広がります。
広告費用を抑えることができる
過去に天然石の通販サイトをやっていたと書きましたが、その時にかけていた広告費は0円です。
全て検索からの流入による販売です。
ECは広告費を結構かけるイメージがありますが、僕が提案するスタイルの場合、広告費を抑えることができます。
メディア型サイトの強い部分がここで生きてきます。
カート機能はどこがオススメ?
メディアサイト+カート機能が良いのはわかったけど、じゃあ具体的にどのカートシステムを使えば良いの?ってなると思うのでご紹介致します。
e-shopsカート2
一番のオススメはe-shopsさんのe-shopsカート2です。
WordPressなどのCMSで作られたサイトにカートを貼り付けるだけでカート機能を実装することができます。
初期費用&月額費用不要で豊富な決済方法が利用できるのも嬉しいですね。
ECcubeやWelcartも便利ですが、決済の部分に関しては独自で契約して決済機能によっては初期費用や月額費用+手数料がかかる場合があります。
その点e-shopsカート2は手数料はかかるものの、決済利用の初期費用や月額費用はかかりません。
手数料と言っても、クレジット決済などで発生する一般的な3%〜4%+10円みたいな金額なので良心的です。
BASE
もう一つオススメなのがBASEです。
こちらはカートを貼り付けるだけというような使い方はできませんが、商品を登録して外部サイト貼り付けコードをコピーして既存のサイトに貼り付けるだけで商品へのリンクを貼ることができるのでメディアサイトとの相性は良いです。
こんな感じです。
商品のところに外部リンクのソースが出てきます。
またもしかしたらBASEを使ったことのある人ならわかると思いますが、BASEは無料で使えてすぐに作れるとても優れたECのシステムですが、BASE自体に集客能力がありません。
でも得意なこともあれば不得意なこともあります。
人間だって同じで、全部できる人はいません。
そこで集客能力を補ってくれるのが、WordPressなどで構築したメディア型のブログHPというわけです。
まずはWordPressをインストールするところからスタートしましょう。
今はWordPressなんて速攻でインストールできます。
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自分ではインストールがどうしてもできないよ(;´Д`)という方向けのサービスもあります。
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まずとにかく、WordPressを始めましょう。
話はそれからです。
まとめ
・ただ並べただけのディスプレイ型ECサイトは売れない
・WordPressなどのCMSで構築したメディア型サイト+カート機能が最強
・メディア型サイト+カート機能のECサイトは広告費を抑えることができる