先日このようなニュースが流れてきて衝撃を受けました。
電通の「不正取引」告白が照らした、インターネット広告業界の深い闇
大手広告代理店・電通は9月23日、緊急の記者会見を開き、インターネット上の広告掲載をめぐって、虚偽報告など、不正な取引があったことを認めた。対象は111社、その中にはトヨタ自動車など大手企業も含まれ、総額は2億3000万円に達する。ネット広告関係者の間では「業界に不透明な取引が横行していることが背景にある」と声が上がっている。【BuzzFeed Japan / 石戸諭、井指啓吾】
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大手だからと言って安心できない時代
電通という会社は確かに大きな会社です。
でも大きな会社だからこそ、こういう事はあってはならないのではないでしょうか?
これだけの会社に対して不正の数があるという事は、常習化されていたことが予想されます。
大きな会社だから安心!という考え自体が間違っているのではないでしょうか?
しわ寄せが小さな会社にもやってくる
大手がこんなことやってるから、同業の自分達みたいな小さな会社にもしわ寄せがやってくるんです。
電通さんがやってるんだから、おたくの会社もちょっとはやってるんでしょ?とか。
冗談じゃねーよ!!
お客様の売上に繋がるようにこっちは真面目にやってんだよ!!
ただでさえ値段があって無いような商品で、全てが不透明に思われる事業でもあります。
はっきり言って、
大きな会社の癖にこんな調子くれた事やってしまった電通は死ね!
って思います。
もちろん広告運用フィーに対してとやかく言うつもりはありません。
電通ですから、大手なりのノウハウがあるとは思います。
そういった情報というのは価値ですから、費用として正当に請求して当然だと思います。
でも、嘘は駄目だろう!嘘は!
広告だって、全ての広告がうまくいくわけではないんですよ!
うまくいかない広告があるからこそ、広告の運用が成功した時はなぜ成功したのか?駄目だったのは何故駄目だったのか?という分析ができて、次に繋がるのです。
そんな全部がうまくいく広告ばかりだったら、社会に格差は無いし、全員街中ロールスロイスで溢れてるんだよ馬鹿が!
でも今回の電通の件で、全て電通が悪いというわけではないです。
一生懸命誠実に頑張っている電通の社員だっているはずですよ。
一部の人間のせいで、そういった真面目にがんばっている人たちにも影響が出てきますからね。
僕は舐めた奴が大嫌いです。
電通に頼むような会社だから大きい会社が多いのかもしれませんが、それでも捨てるようなお金なんて無いんですよ。
企業が存続をかけたり、売上を上げるために、売上の中から広告費に投じているのです。
そういった広告費を不正に搾取して、本当にこういう事やってたやつ舐めてるよ!
これからは自社メディアの時代
インターネット上にはありとあらゆる広告があります。
リスティング広告やFacebook広告、YouTube動画広告、Twitter広告、最近だとインスタグラムの広告もありますね。
もちろんあまりにもリソースが足りなければ仕方ありませんが、これからは広告を自社で管理する時代、というより自社で管理すべきです。
ブログを使って自社メディアを構築するのも必然になってきます。
インスタやYouTubeのアカウントだって、自社メディアの一つでしょう。
悪い広告代理店にうまくそそのかされて騙されてはいけません。
どんどんトライ&エラーを繰り返し、ノウハウを蓄積し、インハウス化していくべきです。
広告運用をお願いすること自体は悪い事ではありません。
ただ会社も丸投げで依頼するのではなく、もっと研究して知識を付けた上で依頼するべきです。
インターネットは、そういうことができるものなのですよ。
もっとインターネットに対する理解が深まって、より良い社会になると良いなって心から思います。