WEB集客やWEB制作の仕事を始めてから、おかげさまでもう10年以上の月日が経ちました。
ここまでやってこれたのも、多くの支えてくれた人達、お客様のおかげだと思っています。
今まで本当にいろいろなお客様に出会ってきました。
依頼のほとんどの目的が、ホームページやブログを使って「集客」したいという事です。
しかし最初は全てのお客様が集客を増やしたいという目的だったはずが、気づくと「ある事」に変わっているのです。
その、ある事について書きたいと思います。
目次
デザインの価値観は人それぞれ
ある事というのは、「デザインをかっこ良くしたい」ということです。
最初は集客を増やしたいと言っているのですが、しばらく時間の経過と共に、
ここの文字はこっちのフォントが良いなとか、
ここの背景にカッコいい写真を入れてほしいとか、
ここの角がもう少し丸いと可愛いとか・・・
もちろんデザインを凝りたい気持ちもわかりますよ。
実際自分もデザインをしている人間なので、当然こだわります。
しかし、デザインの価値観というのは、人それぞれなんですよね。
ピカソの絵で例えてみましょう。
ピカソは生前、今の絵は全く評価されていなかったようです。
死後、ピカソの絵が評価され、莫大な金額で取引されるような絵になりました。
しかし現在のピカソの絵を高く評価する人もいれば、あんな変な絵は嫌いという人もいます。
つまり、デザインの良い悪いという評価は人それぞれなのです。
一人一人に聞ければ良いのですが、WEBの場合そういうわけにはいきません。
アクセスして訪れてくれた人が、デザインをどう思っているのかという事は全てはわからないのです。
集客は結果として全て現れる
デザインの良し悪しは人によって変わると、先程説明させていただきました。
ところが、集客の結果というのは、必ず数値として現れます。
それは購入なのか?
お問い合わせなのか?
それとも資料請求なのか?
扱う商品やサービスによって異なりますが、全ては数値 = 結果として現れます。
行動を起こす時に「デザイン」を気にしていますか?
常に、自分自身がお客様になりきった気持ちで考えてみてください。
今すぐに、美味しいプリンが食べたいとします。
あなたは近くのコンビニまでプリンを買いに行きました。
プリンのコーナーには、10種類ほどのプリンが並んでいます。
その中からプリンを選ぶ時に、あなたは何を基準にしてプリンを選びますか?
入っている成分でしょうか?
それとも大きさでしょうか?
製造しているメーカーでしょうか?
人によって答えは様々だと思います。
しかし、プリンのデザインそのもので選ぶ人はいないのではないでしょうか?
もし本当に美味しいプリンがこのプリンだというのがわかっていたとして、それが仮に他のデザインのプリンより劣って見えたとしても、あなたはそこで買うのを辞めますか?
僕なら味を気にするので、迷いなくデザインが劣っていたとしても美味しいプリンの方を選びますね。
大事なことは、お客様が何を求めているのか?を常に考える事です。
デザインは必要最低限で良い
ここで誤解されると困るので伝えておきますが、商品そのもののデザインは大事です。
例えばデザイン家電などは、その家電のデザイン自体も売りの一つになっているのですから。
ただ、その売場に関してはデザインというより、見やすさだったりわかりやすさが求められています。
つまりホームページやブログというのは、お店でいうところの売り場だと思ってください。
お洒落さというより、わかりやすさや必要な情報が伝わるかどうかが勝負なのです。
ダサいデザインが良いと言ってるわけではなく、必要最低限のデザインでも問題ないという事。
検索してきてくれる人達は情報を求めている
ホームページやブログのデザインというのは、訪れた時に一番最初に見る部分ではあります。
しかし、検索してきた人達の求めているものは、カッコいいデザインでなく必要な情報なんですよ。
大事なことなので、もう一度言いますね。
あなたのホームページやブログに検索してアクセスしてくれた人達は、カッコいいデザインではなく、必要な情報を求めています。
身体の疲れを取る方法を調べている人が、カッコいいデザインを求めて検索してきてると思いますか?
お客様が必要としている情報を、あなたのホームページやブログで伝える必要があります。
究極を言ってしまえば、デザインは二の次です。
あなたのホームページやブログを運営する理由は何ですか?
お店や事業を営んでいる方なら、集客が目的ですよね?
もう一度、自身のホームページやブログを見つめなおしてみてください。